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【開催延期に関して】

この度の新型コロナウイルスによる被害に遭われた方々

犠牲となってしまわれた方々、並びにそのご遺族の皆様には

心よりご冥福をお祈り申し上げます。

また、その影響により、イベント自粛等を余儀なくされた

たくさんの同志たちへ、心よりお見舞い申し上げます。

 

僭越ながら、一音楽家としての偏った意見にはなってしまいますが、

イベントを主催する立場として

6月開催予定であった 「愛と平和の音楽祭 2020」 の

延期に関するご説明をさせていただきます。

 

昨今の世界中をめぐって深刻さを増し続ける

新型コロナウイルスの影響により、

音楽イベント等の自粛が “ 命を守る判断 ” ということに

疑いの余地はございません。

命があってこその芸術であり、音楽であるということを

深く実感する日々でございます。

ただ、この、先の見えない期間に渡る文化の消失にも

危機感を覚える一人でございます。

 

理由といたしましては、人間が人間であるために

知性、感性は何よりも大切な要素であり、

それを守るためには、アートに触れるという行為は、

人命を守る行為とさえ認識しているからです。

文化を省いてしまえた時、我々はただの動物に成り下がるでしょう。

挙句の果てには、各所で暴動などに似た様々なネガティブな行動が

起こらないとも限りません。

そのような世界になってしまうことへの恐怖さえも感じましたので、

できることならば、アートに触れる扉を

閉ざしたくはございませんでした。

 

人間らしさとは何か?今、必要な希望とは何か?

そのヒントとなり得る場を作りたいという一心でございました。

こんな今だからこそ伝え合うメッセージに触れ合うことで

一人でも精神的な危機を脱することのできる場にしたい

生意気ながら、そのように考えておりました。

 

しかし大変残念ながら、全世界に渡って

収束の目処のつかない現状や、

生命を脅かし続けるリスクを鑑みた結果

 “ 2020 年6月開催 ” を見送るとの判断に至りました。

延期時期に関しましては、一旦保留とさせていただきますが

決して歩みを止めはせず、想いを紡いでまいります。

我々は今、この地球に住む一員として、何ができるのか。

微力ながら、貢献できる形を探していく所存でございます。

                              

愛と平和の音楽祭 実行委員⻑ 龍

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